毎年大変ご好評いただいているガラスの干支の販売を開始しました。
2021年(令和3年)は丑年です。
今年も夏から構想をはじめ、ようやく4種類完成までたどり着きました。
作品の詳細は Online Store でご確認いただけますのでぜひご覧下さい。
ここで少し十二支や丑年についてご紹介します。
まず、十二支が生まれたのは中国の「殷」の時代。もともと日付や時刻、方角を表すために使われていましたが、干支の漢字(子丑寅…)は特に意味を持たない記号のようなもので一般の民衆には覚えにくかったそうです。
そこで、人々が覚えやすいようにと後漢の時代に中国の王充(おういつ)という人物が十二支に身近な動物を割り当てて文献を書きました。これが十二支に動物が使われた始まりと言われています。干支の漢字(子丑寅…)と動物の漢字(鼠牛虎…)がかなり違うのは後から割り振られたことが理由なんだそうです。
次に、丑年の意味や由来について解説します。
牛は昔から食料としてだけでなく、農作業や物を運ぶときの労働力として、人間の生活に欠かせない動物でした。勤勉によく働く姿から「誠実さ」象徴とされ、身近にいる縁起の良い動物として十二支に加えられました。また「紐」という漢字に「丑」の字が使われおり、「結ぶ」や「つかむ」などの意味を込めたとも考えられています。
丑年の順番がなぜ2番目なのか、については十二支についてよく知られている物語があります。 昔、神様が元旦に挨拶に来た12番目までの動物を順番に、一年間その年のリーダーにしよう、というお触れを出します。牛は自分が歩くのが遅いことを知っていたので誰よりも早く前の晩のまだ暗いうちに出発するのですが、牛の背中に乗ってやってきたねずみが神様の御殿の門が開いたとたんに飛び降り1番に。残念ながら牛は2番となり、干支の順番は2番目になりました。
動物の性格を上手く捉えた面白い物語ですが、この物語は後から作られたものとも言われておりますので、順番に動物の優劣や特別な意味はないと考えたほうがよいようです。
最後に、十二支の動物の中で最も動きが緩慢で歩みの遅い丑(牛)の年は、先を急がず一歩一歩着実に物事を進めることが大切な年と言われています。
十二支の2番目の干支であることから、子年に蒔いた種が芽を出して成長する時期とされ、まだ結果を求める時期ではなく、結果につながる道をコツコツと作っていく基礎を積み上げていく時期とされています。
丑(牛)の年は、黙々と目の前の自分の仕事をこなすことが将来の成功につながる、と考えるとよいようです。
I have started selling Japanese zodiac works that are very popular every year.
2021 (3rd year of Reiwa) is the year of Ox.
This year as well, I started the concept from summer and finally reached the completion of four types.
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